競馬情報の契約

case
Ç暴力相談事例競馬情報の契約

相談の内容

40歳代の男性会社員から「父親の携帯電話に競馬情報契約の勧誘があった。父は契約するつもりはなかったが、相手の質問に色々と答えた。すると自宅近くのコンビニに契約書がファックスで送信されてきた。相手方からコンビニで契約書を受け取って金を振り込んでくれと要求された。父は契約する意思がなかったので、無視していたところ、相手からは「金を振り込め、契約違反だ」と再三にわたって電話が入るようになり困っている」との相談。

聴取結果

  • 父親は契約の意思は無い。
  • 相手方との面識がなく携帯電話でのやり取りのみ。
  • 相談者の携帯電話にも相手方から「お前の父親は契約違反だ。金を払わせないと、お前も職場にいられなくなるぞ」と脅し文句。
  • 県民プラザに相談したところ、警察と県民会議に相談した方が良いと指導された。
  • 契約書に記載されている会社所在地に相当する企業はなく、電話は第三者が使用している。

当番弁護士の指導

  • 契約書には金銭負担の具体的な文言は無い。
  • 契約自体が詐欺的であり金銭負担の必要は無い。
  • 父親ならびに家族に電話に出ない、かけないを徹底させる。
  • 勤務先にも事情説明し相手方の電話に応対しないよう協力を求める。

結果

指導に基づき対応した結果、要求が止まった。